車体に漫画やアニメ、ゲームなどのキャラクターを塗装して装飾した自動車のことを痛車と呼ぶようですが、ラッピングを使用して制作している人が最近多くなってきました。従来はシールを貼ったり、塗装で描いたりするのが主流でした。最近になってラッピングの技術が向上したことでデザイン性の高い装飾が可能となりました。また、容易にデザインを貼り替えることができるというメリットがマニアの間に広まり、従来よりも利用されるようになってきました。
従来の塗装に比べてボディを傷つけることもないこともニーズが高まって来た要因の一つと言えます。塗装だと細かい部分まで忠実に再現することは難しく、作業をする技術者の技量によって大きく変わって来てしまいました。それが、ラッピングを使うことで忠実に再現することが可能となったのです。カラーの発色性の素晴らしさや、漫画やアニメ、ゲームなどのキャラクターそのものの色を使うこともできます。
キャラクターなどの細かい部分まで忠実に再現できるということも人気の要因と考えられます。ラッピングを扱っている業者の数も以前より増えて来ています。施工価格も価格競争によって従来よりは下がって来たこともラッピングを痛車で使用している人が増えて来た要因だと考えられるでしょう。フィルムの質も従来よりは上がってきて、貼り付ける技術もそんなに難しくなくなってきています。
気軽に痛車デビューできるような時代になってきたと言えるでしょう。